今も自分の心の支えになっている学生時代の経験


今も自分の心の支えになっている学生時代の経験を教えてください。
EDUCE勝亦
EDUCE勝亦
大学に殆ど行かず、勉強することもなく、要領良く卒業した私には難しいお題です。今の方がよほど大学に行っている(笑)この姿勢は高校からのもので、高校の卒業文集には、「学校にいるようでいない**」と記載されていました。

とは言え、心の支えと言えるかどうかは分かりませんが、高校~大学を通じて学んだことが一つだけあります。特に高校時代に気づき、意識しだしたことですが、「CPUの違いをどう克服するか」ということです。CPU=頭の出来と考えてください。
田舎育ちの人間が都会(と言っても地方の中核都市)の進学校に通い、高性能なCPUがうようよいる中にまぎれた時の衝撃。
当然のように性能の違いに一度は落ち込む訳ですが、そこからが今の私へと繋がるストーリー。社会に出てからが勝負だと。
高性能なCPUは社会に出る時点で自分より上にいるし、普通に成長もしていくだろう。であれば、自分の成長度合いの角度を高くして追いつこう、追い越そうと。自分勝手な負け惜しみかも知れませんが、心の支え、生き様になっている考え方です。
今の時代、自分次第で変われる幅はもっともっと広がっています。

エクス抱
エクス抱
自分には「本当の勝負は限界と感じた瞬間から始まる」と言い聞かせながら生きてきた。
誰もが限界を感じる瞬間は同じであり、それでも物事に勝負の決着が付くのは、「限界で勝負をやめる人」と「そこから本当の勝負が始まると信じ、1/100秒頑張れる人」の違いだと思う。

人間は経験と言う自分の物差しを持ちながら生きて行き、その物差しは経験を積み重ねることによって、拡張されて行く。
そしてその物差しの原型は、学生時代に作り上げられるものだ。

PDCAのマネジメントサイクルを聞いたことがあるだろうか?社会に出れば、どの場面でも登場するフレームワークである。
物事は、必ず計画(Plan)を立て、実行(Do)し、評価・確認(Check)し、対策を講じる(Action)ことの繰り返しであり、この繰り返しの中で、成果を最大化しようとする取り組みを言う。

社会に出ると失敗は大きな損失に繋がるし、チームで動くことも多いので、PDCAの起点は必ずPlanである。計画なき行動は悪とされることが多い。故に「まずは計画」であり、最終的には「確実な成果」なのである。

しかし学生にはこのPDCAの順序を変える特権があると思う。
考えるよりもまず行動してみる、すなわちPDCAをDoから始めてみるということだ。
Doから始めて、しっかり評価を行い、自分の現在の限界の少し向こう側に行けるような計画を立てる。

このことによって、経験の回数は増えて行き、自分の中の物差しが形成されて行く。この少し無謀に思える試みが許されるのが学生時代の特権だ。
若いうちから、計画ばかりにこだわって、行動を起こさない自分を容認して欲しくない。

「まずはやってみる」
これが今の自分の物差しを作り、限界の向こうで勝負するという姿勢を形作ってくれたように思う。