後輩(定時制高校の先生)の仕事に対するモチベーションの上げ方

私は定時制高校の先生をしています。後輩(同じ高校の先生)の仕事に対するモチベーションの上げ方について悩んでいます。

モチベーション=やる気のような風潮を感じます。
気分、感情であれば、状況に応じて上がったり、下がったりするのは当然だと思いますし、いつも同じな方が変だと思います。人間こそ、「感情の動物」なのですから。
気分、感情であれば、状況に応じて上がったり、下がったりするのは当然だと思いますし、いつも同じな方が変だと思います。人間こそ、「感情の動物」なのですから。
モチベーション=目的意識→仕事意識として考えると、話は大きく変わってくると思います。次代を担う若者を育成する立場であれば尚更ですね。
経験上、人は説得されるものではないと思いますから、先ずは後輩のモチベーションを上げようと思わなくて良いでしょう。
先輩として考えて欲しいのは、自らのモチベーションを更に高めることです。「教員は憧れられる存在」であれと言うのと同じで、自らが「後輩から憧れられる存在」になることを目指すべきだと思います。
先輩→後輩→生徒ではあるけれど、教える(やらせる)と言う流れではなく、自らの存在価値を高めて行って欲しいと言うことです。
そして、後輩にとって「拠り所」になってあげて欲しいですね。たった一人の先輩の存在が、職場での後輩の「居場所」に十分なるのです。
もう一つできることは、後輩に「教員になった理由」を掘り下げさせることだと思います。その際には、周りの学生が遊んでいる時に教員になるための努力をしたことの尊さなども認めてあげると良いですね。
どんな人にも、自己肯定感、自己効力感は不可欠です。説明するよりは、自らのことを通じて「等身大」で語りかけることが理想です。
お互いに、高い志をもって努力して教員になったんだよな、あの頃の自分たちはきっと輝いていたよな、自分たちにできることって何だろうな、と。