新しいことに取組む前に考えること


新しいことに取組む前にどんなことを考えますか?
EDUCE勝亦
EDUCE勝亦
その新しいことは、誰に対してどんなバリュー=価値を提供するか、そのバリューを実現することにダイレクトに直結しているか、シンプルな組み立てで実行しやすいか。
いろいろ失敗を重ねた私が新しいことに取組む前に大切にしていることです。

バリューを突き詰めること、そしてその軸がぶれないことがもっとも重要だと思います。
他の二つ、ダイレクトやシンプルは方法論と位置づけ、検討を進める過程でより良い方法論にするために修正を重ねることは当然の作業と考えています。

「誰に対して」は当たり前なことと考えがちですが、例えば「どんな」と言う内容面を追究するあまり見失いがちなことだし、新しく始めることが事業であれば売上や収益の得やすさは大事なことですから、この当たり前な「誰に対して」を見失う要素が更に増えることになるのです。しかし、「誰に対して」だけは絶対にぶれてはいけない。
その上で、「どんな」価値を提供するか。内容を考える上で私は、独自性、発展性、社会的意義の3点を基軸にしています。
価値が高くても、既に存在すること、誰にでも出来ること=独自性のないことは、仮に実行しても発展性は見込めない上に、社会に貢献すること=社会的意義にもならないと考えています。模倣に過ぎないビジネスモデルは必要ないのです。

企画を練る上で留意するポイントは、バリューをダイレクトに実現する仕組みにすること、シンプルで実現しやすい取組みににすること、そして結果として理解されやすいこと。

取組み始めたら、簡単には諦めないで欲しいですね。立ちはだかる壁が大きい程、価値の高いことをやろうとしているんだ、そんな強い気持ちを持ち続けながら、実現するための方法論を創意工夫していって欲しいと思います。