大手企業に就職しろと親が命令してきます

親族が皆それなりに有名な企業に務めている人ばかりで、両親もそれを当然の価値観として私に押しつけてきます。
大手ばかり受けさせられ、唯一、運輸系の大手企業の内定が出ましたが、運輸など全く興味がありませんし、大っ嫌いな体育会系の気配がするし、おそらく地方に配属させられます。
そんなに大手企業に就くことが大事でしょうか。
EDUCE勝亦
EDUCE勝亦
大学入試で一生が決まってしまう、財閥系企業に就職できないと貧富の差に苦しむことになる国もあるようですが、やはり、あなたがこれから何十年も働き続ける上で選ぶ「最初の会社」ですから、「今の」あなたが何を求めて就職したいのかによると思います。

とりあえず給料が良く福利厚生が手厚い労働条件を求めているなら、親族が薦める大手企業がいいと思います。「あの有名企業に務めているんですね」みたいなステイタスもあったりしますしね。

ところで、あなたの人生はあなただけのもの、誰のものでもないし、誰かが責任をとってくれることもないですね。そして、自分の将来のことを見通すことなんか誰にもできませんね。例えば、就職した大手企業が外資系の企業に吸収されたり、同業他社と合併したり、はたまた倒産する可能性だってありえます。

つまり、大手企業に寄りかかった人生を選ぶということは、自分の人生がその企業の状況に振り回されてもいいという覚悟がいりますね。

企業という器に拘るよりは、自分の力をつけることに拘ることをお薦めします。ありきたりの表現になりますが、どこに所属したかではなく、何をやったか。大転職時代の今、ますます大事になっています。