プレミア学生インタビューVol.66 今中 将平

プロフィール

大阪市立大学 工学部電気情報工学科 1回生
大阪市立大学生協 講座スタッフ

口癖:ほんまにな(相手の意見に共感することが多い)

Q&A

Q1.長所
夢中になったり真剣に取り組もうと思った物事に関しては、全力を注いで地道な努力ができるところです。

Q2.短所
たいていの物事に対してあまり興味を抱かない、全力を注げないところです。

変化を予測すること

 インタビュー中に僕は勝亦さんに相談に乗って頂いた。最近のコロナ流行によってキャンパスに訪れることもできないため友達を作りづらく、遠隔授業も慣れてしまえば手を抜いてしまう今の自分の現状に関して、何か助言を頂ければと思い相談を持ち掛けた。そこで勝亦さんから頂いた言葉で特に印象に残ったのは「変わっていくことに不安を覚えるのではなく、その変化を予測する」というものである。これから自分の身に何が起きるのか、ある程度見通しをつけることで不安を解消できるだけではなく、ポジティブにとらえることができるからである。僕の場合は、「今後は大学という制度や枠組みが取り払われて、遠隔授業も継続されることが予測される。そういった中で、第一世代としてこの大きな変化を経験できたことは、自分が次の世代に経験したことや感じたことを伝えることができる人間になりえるということでもある。」という考え方である。今自分が経験していることが必ずしも無駄なことではなく、この先どこかで活きていくかもしれない。そういった前向きな考え方をするだけで、不思議と抱えていたものが軽く感じられるようになるのだ。

内面から明るくなりカッコいい人間に

 僕が最初に勝亦さんに投げかけられた質問は「あなたはどのような人間ですか?」というものであった。そのとき勝亦さんは僕の返答が返ってくるまで待っていてくださったのだが、僕はこの質問に答えることができなかった。今まで自分がどのような人間かなんて考えたこともなく、すぐにこの質問に対する答えが得られるほど自分の中にはっきりとした軸となるものがなかったからである。しかし、これからパソコン講座スタッフのGAとして受講生を導くために、自分の中に軸を定めておいた方がいいとのことで、勝亦さんが僕に提案してくださったのが、この「内面から明るくなりカッコいい人間」になることである。「明るく」というのは、ただ自分が相手に好印象を与えるという意味だけではなく、話している相手すらも巻き込んでいくような「人を明るくする明るさ」という意味である。また、ただ表面的に明るいのではなく、なにか困難な状況に置かれてもそこに「楽しさ」を見いだせるような内面から「明るい」人間になることを目指すのである。ここでいうこの「明るさ」によって「ぶれない軸」を持ち合わせることで、人から頼りにされるような内面的に「カッコいい人間」になれるだ。勝亦さんが用いたこの「カッコいい」というワードは不思議と僕の心に響き、よりやる気を起こさせるのである。